その恋ってただ依存してるだけじゃない?
今日は職場の新年会。
就業のチャイムがなると新年会の参加者は急いで退社し、それ以外の従業員も残業はゴメンって
ことで逃げるように帰る。
私も帰り支度をはじめ、デスクの引き出しからUSBメモリを取ってふと前を見ると、同じ課で
後輩のユキちゃんが事務所の電気を消すのを待ってくれていた。
「電気消しますよー」
「あ、ゴメン。あと俺だけなんだ、ちょっと待って」
私はソワソワしながら席を立ち、左足と右足を2回動かしただけで足がもつれた。
なんとか体勢を取り戻したが手に握りしめていたスマホを床に落とした。
「大丈夫ですか」とユキちゃん。
「うん。全然平気、平気平気」と私、声が震えている。
全然大丈夫じゃない。
なぜなら、どういう状況であれユキちゃんと二人きりになったのは初めてだからだ。
それに私は2年前からユキちゃんのことが好きだ。
ユキちゃんが、スマホを拾ってくれて私の前に差し出した。
「ありがとう」
私はスマホに手を伸ばし、ユキちゃんの顔を見た………
======================
仮のシチュエーションですが、
(シチュエーションはなんでもいいんです。恋モードになってもらえればと思って(^_^;))
片想いの相手を思い浮かべて考えてみてください。
最初で最後かもしれない告白できるチャンス、タイミング。
あなたは想いを伝えられますか?
『うんうん、わかりますよ。告白できないんでしょ』
勇気ないし、
どうせフラレそうだし、
ブサイクだし、
お金ないし、
面白いことも言えないし、
……こんな感じですか?
すこしだけ私の話をさせてください。
私は好きだった女性がいたんですが告白はしませんでした。
でも、告白してない理由は先に書いたようなことではありません。
その理由はというと、
“依存心” です。
好きな人ができるとその相手を、
大切にしたい。守りたい。喜ばせたい。楽しませたい。悲しい思いなんてぜったいさせない。
できる限りのことをしてあげたいと思うものです。
ただその反面、相手から愛されることで自分の心を満たしたい、その気持もどうしても強く
なります。
私の場合は相手から愛されることを求めすぎました。
当時、仕事でなかなか成果をだせず現状から逃げ出したい、すこしでも開放されたい、
その胸の詰まりを誰かに愛されることで
穴埋めしよう、そんな情けない状態でした。
そうなんです。ただただ、
“彼女に依存” して安心したかったんです。
なんの解決にもなりませんよね(-_-;)
そのことに気づけたので今好きな人には告白できそうです。
あなたが告白できない理由はなんですか?
先に上げたようなことがあるからですか?
それとも私のように相手への依存心が強くて
そのことを見透かされていると気づいているからですか?
とは言っても人の気持は複雑で特に恋愛感情は分からないことのほうが多いです。
でも一度、“依存心” について考えてみるのもいいかもですよ。
最後まで読んで下さいましてありがとうございました。m(_ _)m